国内最大の養殖ノリの産地・有明海で、この冬初めての収穫が始まりました。これから来年の春にかけて、収穫のシーズンが続きます。
◆カッターをノリ網にくぐらせる

福岡県柳川市沖の有明海では、2日午前1時ごろから収穫が始まりました。気温が2℃を下回る厳しい冷え込みの中、小舟に積んだカッターをノリ網の下にくぐらせると、刈り取られた黒いノリが船の中にたまっていきます。
◆燃料費高騰+栄養分が少ない

今シーズンは燃料費が高騰する中、水温が高めで栄養分も少ない厳しい環境で収穫を迎え、漁業者は海の状態の改善を期待しています。

ノリ生産者・沖順治さん「この逆境を乗り越えて、消費者の方々においしいノリを届けられるように頑張っていきたい」
◆今季は13億枚生産へ

水揚げしたノリは板ノリに加工され、今月8日の初入札に出品されます。福岡有明海漁連は今シーズン、前年並みの13億枚の生産を目標にしています。







