北九州市の学校給食で、イスラム教徒=ムスリムに対応した給食が提供されたという誤った情報がSNSで拡散された問題です。
北九州市の武内市長は「国の無策が結果として市民にしわ寄せがいっている」と述べ政府の外国人政策を批判しました。

この問題は今年2月、北九州市内で提供されたアレルギーの生徒に配慮した「にこにこ給食」について、SNS上で「ムスリムに対応した給食が実施された」などの誤った投稿が拡散したものです。
市にはこれまでに1000件を超える苦情が寄せられています。
北九州市の武内市長は25日「外国人に関して市民の間に不安や戸惑いがある」としたうえで次のように述べました。

北九州市 武内和久市長
「外国人政策について国の無策が、結果として市民や国民にしわ寄せがいっている」
武内市長は「健やかな共生社会を作っていくことを大切にしたい」とする一方で、「外国人をことさらに優遇するとか行き過ぎた配慮をすることではない」と述べました。