佐賀県警の科捜研の職員が7年半近くにわたってDNA型鑑定の偽装などを続けていた問題。

警察が調査したところ、不正なDNA型鑑定のうち8件については、職員が鑑定した内容と異なる結果が出たことが分かりました。

科捜研の男性職員がDNA型鑑定をねつ造

佐賀県警察本部 井上利彦 首席監察官
「申し訳ありませんでした」

佐賀県警の科捜研の男性職員が、DNA型鑑定をねつ造していたなどとして8日に書類送検されました。

県警によりますと男性職員が不正を行っていたのは、2017年6月からのおよそ7年半。

実際には行っていないDNA型鑑定を行ったように偽装したり、数値を改ざんしたりするなど、不適切な処理は130件に上りました。

県警が資料が残っていた124件を再鑑定したところ、8件については、男性職員が鑑定した結果と異なっていたことが分かりました。