福岡市が管理する漁港などでプレジャーボートが不法係留されていた問題で、糸島市でも2つの漁港で漁協が市に無断で係留場所を貸していたことが分かりました。

糸島市や糸島漁協によりますと、市が管理する漁港のうち、船越漁港と野北漁港で、条例で認められていないのにプレジャーボートが係留され、糸島漁協が料金を徴収していたということです。

現在、プレジャーボートは船越漁港に23隻、野北漁港に3隻係留されていて、漁協は1隻当たり年間最大10万円を徴収していました。

糸島市は、漁協と協議を重ねたものの「管理の方法や使用料の折り合いがつかず改善できなかった」と説明しています。

糸島漁協は「今後はルールにのっとり、是正に向けてしっかりと取り組む」と話しています。