福岡市の高島市長が8月の大雨に関する市民のSNSの投稿に対して虚偽と発信しその後、訂正と謝罪をした問題です。
市は2日、「情報伝達が不十分で思い込みがあった」と発表しました。

この問題は、8月の大雨で福岡市東区の香椎川が氾濫したという市民のSNSの投稿に対して、高島市長が「虚偽情報動画はやめてください」と自身のSNSで発信したものです。

その後、実際に川から水があふれていたことが判明し、高島市長は、SNS上で訂正と謝罪をしました。
高島市長は、市の担当者から「SNSで虚偽動画が見られた」と報告を受けたということです。
福岡市は2日会見を開き、虚偽動画と判断した理由について情報伝達が不十分だったうえに、思い込みや決めつけがあったと説明しました。
福岡市 防災推進課 岩倉りえ 課長
「投稿動画のようにすごく大規模に見える氾濫っていうのが、あの短時間に収束することはないというふうに考えてしまい、動画のその信憑性に疑問を持ったことが最終的に判断を誤る結果に繋がっております」
市は今後、災害警戒本部にインフラ担当の職員を配置するなどして、再発防止に努めるとしています。