以前は多くの小学校で行われていた夏休みの平和授業。
しかし、現在、実施している学校はずいぶん減少しています。
一方、被爆地・長崎市では毎年すべての小学校で行われています。
学校現場で子供たちにどうやって戦争の悲惨さや平和の尊さについて語り継いでいるのか、取材しました。
「原爆の日」福岡では半数近くが答えられず長崎は全員回答

RKB 本田奈也花 アナウンサー
「福岡市天神です。若い世代の皆さんに聞きました。原爆が投下された日を知っていますか?」
30代
「8月6日とか15日とかだよね」
高校生
「8月6日と9日ですっけ?」「なんでわかったん?」「なんで知らんの?」
福岡市の小・中学校に通った10代~30代の15人のうち8人が、原爆の日がいつなのか答えられませんでした。
80代
「ショックです。そういうことは教えていかないとね。被爆国ですからね。悲惨ですよね」
一方、原爆が投下された長崎市ではどうなのでしょうか?

高校生
「8月6日と9日」「被ばく3世だから小さい時から原爆の話は聞いていました」
30代
「忘れてはいけない日。実際に体験したわけではないけれども、自分が学んで考えたことを発信していかないと歴史の一事件に過ぎなくなる。長崎人としてそうさせてはいけない」
長崎市は被爆地ということもあり、インタビューをした10代から30代の10人全員が答えられました。