福岡県大木町で15年前、元警察官を銃撃して殺害しようとした、指定暴力団・道仁会の幹部ら2人の裁判員裁判。福岡地裁は2日、2人に懲役18年と17年の判決を言い渡しました。

殺人未遂の罪に問われた指定暴力団、道仁会幹部の堤修平被告(71)と、道仁会系組幹部の末松大輔被告(45)。

判決によりますと、大木町で15年前、当時対立していた暴力団の幹部と間違えて元警察官の男性(当時69)を銃撃し、殺害しようとしました。

福岡地裁の今泉裕登裁判長は2日、共犯者の証言などから、堤被告が実行役、末松被告が指示役として、犯行に関与したと認定。

その上で、「動機は反社会的なもので、人の命を奪う危険性が高い、悪質な犯行」などと指摘し、堤被告に懲役18年、末松被告に懲役17年の判決を言い渡しました。