不正アクセスやSNSを悪用した詐欺などサイバー空間での犯罪が深刻化しています。

こうした中、警察官がサイバー捜査の知識や技術を競う大会が開かれました。

RKB 小松勝記者
「一見、数字やアルファベットが並んでいるように見えますが…変換すると門司港という言葉が出てきます」

1日、福岡県警本部で開かれた「サイバーセキュリティ競技会」には、およそ140人の警察官が参加しました。

競技は3人1組で行われ、パソコンのIPアドレスを割り出したり、暗号資産が管理されている場所を特定したりする問題に挑みました。

福岡県警サイバー犯罪対策課 土工千太朗 次席
「位置情報であったり、ログの解析であったり能力を高めていくことが犯人の特定、証拠の特定に至り、犯罪の検挙につながると考えています」

偽サイトに誘導して現金をだまし取る詐欺や不正アクセスなどのサイバー犯罪に関する相談は、福岡県内では今年1月から5月末までにおよそ2000件寄せられているということです。