◆記者の質問にきょうも答えず

10日、福岡県町村会の会長として、県庁を訪れた大任町の永原譲二町長。


RKB三浦良介「公共工事の入札結果は公表されるんですか? 国や県が『非公表は法律違反』としていますが」
永原譲二町長「……」

永原町長は記者の質問には答えず、改善の意思を示しませんでした。大任町では現在、田川地区の8市町村が共同で使用するごみ処理施設の建設が進められています。この大型公共工事についても業者名や金額などを明らかにしていません。

◆理解できない町長の言い分

非公表の理由について永原町長はこれまで「犯罪の予防だ」と持論を繰り返してきました。


永原町長「業者から、えらいヤクザから電話がかかってきて、『お前、なんぼで仕事しよろうが』とより詳しい電話が入ると。何でヤクザがそんなこと、なぜあるんですかと苦情が来た」「法制担当に確認しました。『情報公開はしなければならないとなっているけども、どうしたらいいだろうか』と言ったら、『それは町長の判断で犯罪の恐れがあるということで予防という意味であれば非公開で十分いいですよ』と」
Q.お墨付きがあるから非公開?
永原町長「そうです、そうです」
Q.どこが出したんですか、お墨付きを。国ですか?
永原町長「どこって言ったら、またあんたたちそこに取材に行く」