例年、山岳遭難による死者が相次いでいます。
福岡県太宰府市では19日、警察が山岳遭難を想定した救助訓練を実施しました。

太宰府市の宝満山で行われた訓練には、筑紫野警察署の山岳捜索隊、およそ20人が参加。
宝満山に登っていた人が遭難し、動けなくなった状態を想定して実施されました。
「救助者を発見しました!」

RKB 瓜生正太郎記者
「要救助者をヘリコプターで搬送する準備が行われています」

参加者たちは遭難者を発見したあと、ヘリコプターで救助できる場所まで連携して運ぶ手順などを確認しました。
筑紫野警察署 地域課 柴田晃一 課長
「まず安全に登山ができる計画をしっかりやっていくということと、登山をする準備をしっかりやってもらいたいと思います」
福岡県内では去年1年間に64人が遭難し、3人が死亡、20人がけがをしていますが、例年7割近くが登山道の未確認など、準備不足が原因となっているということです。