多くの通勤・通学客であふれかえっていた路面電車ですが、自動車の増加に伴い、福岡市内では1979年、北九州市内では2000年にその役目を終えました。路面電車の一部は、車両を改造され「筑豊電鉄2000形」として八幡西区と直方市を結んでいたのです。

「2000形」ではベルの音や手動の行き先表示など路面電車だった頃の名残も感じることができました。

◆唯一の残存車両は「ハーフ&ハーフ」

荒木助役「1両目、そして奥の3両目、これが福岡市内線を走っていた2両連接車。そこを半分に切って真ん中の部分を北九州市線で走っていた部分を持ってきてつなげた」