警備会社は制服を変更 空調ベストも

一方、工事現場にいるのは作業員だけではありません。

全九州警備保障 警備員 宮本裕盛さん
「この2、3年、気温が40℃近くになるでしょう」

福岡市中央区に本社を構える全九州警備保障。
従業員は約110人で、福岡市を中心に多いときは1日70人の警備員を派遣しています。

このところの猛暑を受け、今年から制服を変更しました。

全九州警備保障 吉田博道 代表
「通気性とズボンも伸縮性があって、こちらも通気性が良い。汗をかきにくい」

またこれまで希望者だけに配っていた空調ベストを全員に支給。

熱中症対策の講習なども実施し、万が一の対応や連絡先について従業員に徹底しているということです。

一方、警備員は基本的に委託された場所で勤務をするため、現場を1人で対応することもあります。

7月からの義務化を受けて…

全九州警備保障 吉田博道 代表
「極力2名体制という形で契約書上相手様と交渉をする。1名、2名、3名くらいで回す現場もあるので、どうしようもないときには(万が一熱中症で動けなくなった場合は)社内で作業をしている営業・人事が駆けつけて対応している」

対象となるのは「暑さ指数」が28以上か気温が31度以上の環境で連続1時間以上、または1日4時間を超えて作業を行う場合です。

対策を怠った場合には、6か月以下の拘禁刑か50万円以下の罰金が科される可能性があります。