ゴールデンウイーク明けの5月、不登校の子供が増える傾向にあります。
子供が不登校になった場合、保護者はどう向き合っていけばいいのでしょうか?
原因のトップは「やる気が出ない」
「34万6482人」これは、不登校の小中学生の数(2023年度)です。
文部科学省の調査によるもので、全体の3.7%になります。
不登校になる原因として、学校側が受けた相談内容は、
(1)学校生活に対してやる気が出ない(32・2%)
(2)不安や抑うつ(23・1%)
(3)生活リズムの不調(23・0%)となっています。
前兆に気付くことは難しい「家族だからこそ話せない」
キズキ共育塾 不登校相談員 伊藤真依さん「本当に”一日にして成らず”という感じで、関係性作りをコツコツ積み重ねていくっていうのが不登校支援の鉄則ではあります」
自身も高校のころ2年間、不登校になったという伊藤さんです。
伊藤さんが勤めるのは、不登校や発達障害のある子供たちのための学習塾。オンラインも含めておよそ9000人が学んでいます。
そこで、保護者の相談を受けアドバイスを送っています。
伊藤さんは、子供の普段の様子から不登校になる前兆に気付くことは難しいと言います。
キズキ共育塾 不登校相談員 伊藤真依さん「不登校のお子さんのよくある特徴としては、SOSを口に出せない。そういったことで兆し、前兆に気付きにくいというのはあるかなと思います。大切な存在である家族だからこそ、今この平穏な家庭を私の悩みの一言で崩してしまうかもしれないみたいな不安は、やっぱり私も当時はあって、一番近いところにいる家族だからこそ話せないということは、やはりどんなお子さんにも十分考えられるかなと思います」







