福岡県福津市の居酒屋で刺身の盛り合わせやローストビーフなどのコース料理を食べた客10人がおう吐や発熱などの症状を訴えました。

県はノロウイルスによる食中毒と断定し、2日間の営業停止処分としています。

福岡県によりますと2日、福津市の居酒屋「一歩一笑 紙屋 吉祥」で提供されたコース料理(湯葉巻き、ほうれん草のおひたし、白子豆腐、にぎり寿司、刺身の盛り合わせ、はまぐりの吸い物、茶碗蒸し、牛肉の炭火焼き、じゃがいもまんじゅう、ローストビーフ、かつおのたたき、シフォンケーキ)を食べた男女10人がおう吐や発熱などの症状を訴えました。

検査の結果、症状を訴えた客のうち7人と調理担当の従業員3人からノロウイルスが検出され、県は食中毒と断定しました。

入院した人はおらず、現在は全員回復しているということです。

これを受けて県は店を12日から2日間の営業処分としました。

福岡県は食品を扱う人に対して調理前の手洗いと調理器具の消毒を徹底するよう呼びかけています。