◇4月10日（木）＠京セラD大阪／オリックス・バファローズvs福岡ソフトバンクホークス

3連勝中の福岡ソフトバンクホークスは、1対1で迎えた8回表、1アウト走者なしから、2番・廣瀨隆太がしぶとく二遊間をやぶり、出塁すると、代走・野村勇がすかさず2塁へ盗塁を決める。

3番・中村晃のセカンドゴロで2アウト3塁とチャンスを広げ、打席には4番・山川穂高。一打勝ち越しのチャンスを迎えるが、打球は惜しくもサード正面をつき、得点とはならない。

そのウラ、ソフトバンクは4人目・ヘルナンデスが、1アウト1塁とランナーを背負う。ここで、打率4割超の頓宮裕真を迎えるが、今季初スタメンマスクの渡邉陸も好リード、粘り強く攻め立て、ダブルプレーに打ち取る。

9回は両チームとも三者凡退に抑え、今シーズン2度目の延長戦に突入する。

延長10回表、この回先頭の渡邉陸がスタメン起用に応える、この日2安打目のヒットで出塁する。（ちなみに渡邉陸の複数安打は2022年7月5日の楽天戦以来）

ここで9番・牧原大成はキッチリバントを決めて、1アウト2塁とチャンスを広げる。1番・周東佑京は、ショートゴロに倒れ、2アウト2塁となるが、続く野村勇がフルカウントからの7球目に食らいつき、打球はセンター前へ。2塁走者の渡邉陸は、一気にホームを狙う。しかし、センターを守るオリックスのドラフト1位ルーキー・麦谷祐介の好返球にあい、ホームタッチアウト、勝ち越しとはならない。

そのウラ、ソフトバンク・6人目の尾形崇斗は2アウトから、2番・太田椋に内野安打で出塁を許す。それでも、西川龍馬をピッチャーゴロに打ち取る。

延長11回、ソフトバンクはクリーンアップ3番・中村晃と好打順からスタート。中村は、ピッチャーゴロに倒れるが、4番・山川が粘って8球目をレフト前へ運ぶ。代走はダウンズ。正木はセンターフライに倒れるが、6番・今宮は粘ってフォアボールを選択、2アウト2塁1塁と一打勝ち越しのチャンスに広げる。しかし、続く佐藤直樹がショートゴロに倒れ、またしてもリードを奪うことは出来ない。

そのウラ、ソフトバンクは、7人目・松本晴を送る。松本は、1アウトから頓宮裕真にデッドボールを与えてしまう。ここで代走に大城滉二が送られる。続くバッターは、途中出場の宗佑磨、空振り三振に抑えるが、この間にランナーは2塁へ。一打サヨナラのピンチを迎える。しかし、続く紅林弘太郎をショートゴロに抑え、切り抜ける。

試合は、延長12回に突入した。

（ソフトバンクのスタメン）1中周東佑京2三廣瀨隆太3一中村晃4指山川穂高5左正木智也6遊今宮健太7右柳町達8捕渡邉陸9二牧原大成投前田純

（オリックスのスタメン）1右中川圭太2二太田椋3左西川龍馬4指杉本裕太郎5一頓宮裕真6三西野真弘7遊紅林弘太郎8捕若月健矢9中廣岡大志投エスピノーザ