万葉集の和歌が刻まれた石碑「万葉歌碑」が福岡県内には140基も設置されているんです。

今回この歌碑をめぐるモデルコースが掲載されたパンフレットが完成し、記念のツアーが行われました。

「令和」の由来となった万葉歌碑も

「初春の令月にして気淑く風和らぎ」

元号「令和」の由来となった万葉集の一文が刻まれた石碑がある福岡県太宰府市の坂本神社。

3月21日、万葉集の歌碑をめぐる報道機関や旅行会社向けのバスツアーが開かれました。

同行したのは福岡市出身の万葉学者で國學院大學の上野誠教授です。

海の神様を祀る糸島市の「綿積神社」にある万葉歌碑には、こんな歌が刻まれています。

「草枕旅を苦しみ恋ひ居れば可也の山辺にさ雄鹿鳴くも」

國學院大學 上野誠 教授
「可也っていうのは外国のことをだいたい韓、可也というと。だからここから外国に行くんだよと。そうするとね、鹿の鳴き声がすることによって悲しさがこみ上げてくるわけね」