発災直後27万食を備蓄

まず、発災直後に稼働するのは、博多区にある巨大な倉庫です。

福岡市地域防災課 小川末男課長「福岡市では大規模災害が起きた時の想定避難者3万人の3食、3日分の27万食を備蓄しております」

倉庫には飲み物やゼリーの他、カレーなどのレトルト食品が備蓄されていて、発災直後に避難所に送って被災者に提供します。

福岡市地域防災課 小川末男課長「これが玄米ご飯になります。一食ごとにスプーンがついておりますので、こういった形で避難された方にはお配りすることになります」

アレルギー対応のレトルト食品も準備されていて、お湯に入れるだけで済む「まずは温かい食事」の提供を目指します。

発災から24時間後「キッチンカー」が登場

次は、発災から24時間経過した後です。この段階で福岡市は「より美味しい食事」の提供を目指します。

その際、鍵となるのは…

RKB 江里口雄介記者「できたて熱々のご飯、福岡市が初めて手を組んだのは、キッチンカーです。いただきます。うん、温かくてうまい・・・」

福岡市はキッチンカーに非常食を提供してもらおうと、プロジェクトへの参加を求めました。

福岡市地域防災課 小川末男課長「大規模災害におきまして、例えば建物とかそういった設備が壊れた際にも、キッチンカーはいろんなところに迅速に駆けつけることができるというところで」

災害時にはキッチンカーが避難所に駆けつけ、ふだん販売しているメニューを非常食として提供してもらうのです。

森のからあげ くまちゃん 中村雄一さん(48)「僕らだったら電源も常に常備していますし、まぁこういった風に食材も常に、ある一定の数を確保していますので、すぐ対応できると思います」