福岡県宗像市で始まった海藻のヒジキを人工的に育て増やす全国でも珍しいという取り組みが公開されました。

1月29日午後、宗像市沖の玄界灘で、ロープにつながれた海藻のヒジキが確認できました。
環境省は、宗像市や民間企業と連携して去年11月からヒジキを種から育てる試験を始めました。
国産のヒジキは岩場で育つ天然物が一般的で、人工的に増やすことは全国的に珍しいということです。
環境省では、カーボンニュートラルの実現に向けてヒジキによる光合成で二酸化炭素を取り込み、さらに食品として利用も目指しています。
宗像市は今後、生育状況や食害の発生などのデータを集め、漁師の収入の一つとなるように事業化を進めていきたいと話しています。