海外で起きる大規模な災害に備えて、高度な救助技術を持つ「国際消防救助隊」の訓練が福岡市で行われました。

福岡市早良区で開かれた訓練には、全国各地の消防本部に所属する「国際消防救助隊」や医師などおよそ60人が参加しました。

「国際消防救助隊」は、海外で大規模な災害が起きた時に派遣される、高度な救助技術を持つ部隊で、全国でおよそ600人が登録されています。

倒壊した建物の中でがれきに挟まれ、取り残された人が出たといった想定で訓練を実施。

隊員たちは音や振動を探知する機械で取り残された人を特定したあと、電動カッターなどを使い速やかに救助するまでの手順を確認しました。

福岡市消防局 山脇弘志 警防課長
「チーム力をいかに高め合うか、協力し合えるかが非常に大事。
(訓練を通して)国際的に定められた救助技術を習得していただきたい」