年賀状の歴史をひもとくと・・・
1949年に販売が開始された年賀状。

発行枚数が30億枚を超えた1982年、百貨店では家庭用印刷機「プリントゴッコ」の実演販売が行われていました。

パソコンやプリンターがまだ普及していない頃で、自宅で年賀状が作成できるプリントゴッコは全国で品切れが出るほどのヒット商品となりました。

1985年には、福岡市の博多郵便局で全国初となるドライブスルーでの年賀状販売が行われました。

さらに、水郷・柳川市では飛脚姿の配達員がドンコ舟に乗って、年賀状を配達する姿が年始の風物詩となっていました。
発行のピークは2003年
年賀状の発行枚数のピークは2003年の約44億6000万枚。

福岡中央郵便局では1時間に5万通の仕分けができる自動区分機を3台導入。

アルバイト職員を510人動員して、1日で100万通を仕分けしていました。
その後、SNSの普及などで年賀状の発行枚数は年々減少。
年賀状の企画やデザイン行う企業が行った調査によりますと、
「年賀状を出す」と回答した人は52.5%
「出さない」と回答した人は41.5%でした。