現職議員「選挙活動、女性は不利」

今回の衆院選に福岡5区で出馬し、比例復活で2回目の当選を果たした立憲民主党の堤かなめ議員は、選挙活動において女性が不利だと感じるといいます。

立憲 堤かなめ 衆院議員「国会活動においてはそんなにないですね。選挙活動がやっぱり色んな意味で女性が不利だなと思います。朝早く駅立ちをするっていう朝の活動をするのも、子供さんの弁当を作るとか、介護をしているとかそういう状況があるとなかなかできませんので」

夜の会合、子どもはひとりで夕食

福岡県議会議員で、現在3期目の大田京子議員は、小学生の子供2人を抱えた1期目の時、議員活動と育児との両立が難しかったと振り返ります。

福岡県議会 大田京子 議員「夜の会合だったり、話し合い、会議がある時に、しばらく一人で夜ご飯も子供だけでって続いたり、一期生でまだ学ばないといけないこともたくさんある中でそこのバランスは悩みましたね」

そうした中、女性議員の発案やジェンダー平等の観点から県議会も少しずつ変化しているといいます。

福岡県議会 大田京子 議員「これまでは介護とか出産補助で休むときは”その他事故”扱いだった。これおかしいよね、正当な理由で休みを届け出したいと。女性先輩議員の発案で議会規則を改正しよう、介護、看護、出産補助というのはちゃんと理由になる、欠席事由になると規則改正されたことは」

女性議員を増やすためにはどうしたらいいのか。大田議員は女性自身の「意識改革」を挙げます。

福岡県議会 大田京子 議員「女性自身が活躍できることを自分に言い聞かせる。女だからとか、男性を立てないといけないそういう日本社会を破っていく、その意識改革というのが必要かなと思っています」