日本の南の海上は現在、積乱雲が発生しやすい状況となっています。

台風11号と小笠原諸島近海には熱帯低気圧がありますが、その間には今後さらに、”台風のたまご”のたまごである「熱帯じょう乱」が発生するおそれもあります。

台風11号ラオスへ進み熱帯低気圧に変わる予想

9月4日の衛星画像

4日12時の衛星画像では、南シナ海に台風11号の雲の渦がみられます。

台風11号進路予想図

台風11号は今後、さらに西進し、8日(日)にはラオスへ進み、熱帯低気圧に変わる予想で、日本への直接的な影響はない見込みです。

一方、小笠原諸島近海の雲は熱帯低気圧に伴うもので、こちらはあまり発達しない予想です。

また、日本の南海上は対流活動が活発で、発達した積乱雲域が見られます。今後このエリアで、熱帯じょう乱が発生する可能性があります。