ドラフト1位で指名され華々しくプロ野球入りした男性が、今、出身地で少年野球チームの監督を務めています。
「世界で活躍する選手を育てたい」という高い目標を掲げ、サラリーマンとして働きながら野球の指導に熱を込めています。
奮闘する新米営業マン その経歴は・・・

「こんにちは!」

佐賀県唐津市出身の北方悠誠(ゆうじょう)さん(30)。
佐賀県内を中心に解体工事などを請け負う会社で働いています。
営業マンとしてはややぎこちないものの、かつては、地元の期待を一身に背負う存在でした。
150キロ超の速球で甲子園沸かせ ドラ1でベイスターズへ
北方さんは、2011年、唐津商業高校野球部のエースナンバーを背負い佐賀県大会で優勝。

150キロを超える剛速球で甲子園を沸かせ、ドラフト1位で横浜ベイスターズ(当時)に入団しました。

ただ、プロとしては思うような結果が出せず、ホークスと育成契約を結ぶも1年で戦力外通告。

その後は、アメリカのマイナーリーグや国内の独立リーグなどを渡り歩き、2022年に28歳で現役を引退しました。

元プロ野球選手・北方悠誠さん
「もう30歳になるので僕の中ではお腹いっぱいで辞めました」
地元に戻り営業マンに もうひとつの顔は・・・

引退後は地元・佐賀に戻り、解体工事などを請け負う会社で働いています。

井手解体実業 井手隆彦 社長
「一生懸命やってますが、ただ、今まで野球しかやって来てなかったので、今社会に飛び込んで営業してこいと言って、パっとできるものじゃない。一年一年勉強していくところ」

井手解体実業 (元プロ野球選手)北方悠誠さん
「知らない人と話すのが苦手なので、説明するのが難しくて手こずってます」