福岡市の建設会社が開発した雨水を地下にためるタンクが、福岡市植物園に完成し、寄贈式が行われました。

「ためとっと」と名付けられたこのタンクは、国連ハビタットを通じて水事情の悪いアジア、アフリカの国々に設置されています。

芝生広場の地下に45トンの水

11日、福岡市植物園で披露されたのは、雨水地下タンク「ためとっと」です。

芝生広場の地下に設置されているので見た目にはわかりませんが、45トンもの水を蓄えることができます。

福岡市の建設会社が開発

福岡市の建設会社・大建が九州大学と共同開発した雨水地下タンク「ためとっと」。

設置方法は、まず、地面を掘るところから始まります。

植物園では、5月に掘削が行われました。



大建 松尾憲親社長(55)「今は掘削している、穴を掘っている状態ですね。横が11メートル、縦が5メートル、深さが2メートルちょっとという大きさの所に水をためていくというところです」

掘削したところに、遮水シートをはり、水をためるスペースを作ります。

そこへ岩石を砕いた小さな石を入れていきます。