愛らしい見た目から動物園でも人気者のアライグマ。
しかし今、野生のアライグマが急増し全国各地で被害をもたらしている。
その被害は、農作物だけにとどまらない。
住宅に忍び込んだアライグマ

福岡県南部・久留米市田主丸町。山あいの1軒家に住む女性(60代)は今年4月、庭先が荒らされているのに気づいた。
飼っている愛猫のエサが入った容器のふたがあき、中身は空っぽに。

女性が自宅に設置している防犯カメラの映像を確認すると、映っていたのは、なんと2匹のアライグマだった。

被害にあった女性
「アライグマが庭先の棚に下から飛び上がって。お皿にご飯が入ってなかったからか、猫のエサが入った容器を見つけて。凄い転がして開けようとしてたんです」

防犯カメラは深夜、敷地内に侵入し、棚の上に飛び乗る2匹のアライグマがキャットフードが入った容器を物色する様子を捉えていた。

女性
「これが開けられた容器です。凄い傷だらけになってました」