大雨による土砂災害で「逃げ遅れ」が懸念される中、災害が起きる前にAIを使って浸水範囲や危険リスクの予測をするシステムの研究が進んでいます。素早い判断を迫られる自治体にとって、AIが一つの支えになっています。

村民「システムを見て対応を考える」

職員「きょう夕方(高齢者等避難を)出しましょうか、という話をしている」
村民「出る?高齢者?」
職員「うん」
村民「きょう18時から小石原公民館で会議や。それなら泊まっといた方がいいね」

福岡県東峰村では27日、気象庁が「線状降水帯」の予測情報を出したこともあり、不安を感じた住民が役場に来ていました。

気象庁のホームページに加え災害予測の説明に職員が活用していたのが、九州大学が開発した「市町村災害対応総合システム」です。

村民「この時期はこのシステムを見て、防災課の話を聞いて自分の対応を考える」「一番頼りになります」