元死刑囚の遺族らは2009年以降、裁判をやり直すよう2度にわたって再審請求を実施。
女の子を最後に目撃したとされる女性が証言を覆したことなどを新証拠として提出していましたが、福岡地裁は今月5日、これらの新証拠について「信用できない」「いずれも無罪を言い渡すべきことが明らかな証拠とは認められない」などとして2度目の再審請求を棄却しました。
これに対し弁護側は、10日午後4時すぎ、福岡高裁に即時抗告しました。
飯塚事件弁護団・岩田務弁護士「(福岡地裁の)判断がまったくの誤りであると思い即時抗告しました」「裁判所の使命である真実解明をちゃんとしろというのが今度の再審申し立ての一番の骨子」
今後は福岡高裁が、今回の福岡地裁の決定について判断することになります。