膵がんで母と夫を亡くした女性 患者と家族の交流会を開催

ひかりさん
「やはり膵がんというと他のがんよりシビアだと皆さん分かっていることなので残された時間を大切に交流しようという感じですね」
福岡県春日市在住のひかりさんは6年前に母親、去年には夫を膵がんで亡くしました。
ひかりさん
「母の場合は1日すごく泣いたと言ってましたけど、高齢で余命が短いこともあり、終活に専念していた。75歳だったので。一方、夫は47歳だったので心の準備がすぐできなくて治療を頑張るという感じでちょっと訳が分からない中、治療が始まった感じです」

闘病中の夫にとって大切な時間となったのが、同じ膵がん患者との会話でした。そこでひかりさんはおととし9月、福岡で「膵がん患者夫婦の会」を立ち上げ、全国の患者をつなぐ対面式やオンラインでの交流会などを開いています。
ひかりさん
「患者も孤独だけど家族も第二の患者と言われていて、誰にも言えなかったり家族にしか分からない悩みもあるので、交流のおかげで自分たちの治療と向き合える力を得ていた」

ひかりさんは膵がん患者の交流会だけでなく、闘病した人たちの声を集めた文集なども作って、思いを伝えています。

詳細は「膵がん患者夫婦の会」のホームページを参照