広島県内のコメどころの1つ、北広島町 大朝地域にこの秋、新しいブランド米が誕生します。売りは味のよさ。京都の老舗米穀店が主催するコンテストで去年、敢闘賞を受賞しました。デビューを前に先日、地域の小学生にお披露目のセレモニーがありました。
箱から取り出されたのは、「わさの舞」というコメです。「わさ」とは地元で言う大朝のこと。北広島町 大朝地域の新しいブランド米です。

生産者 水口一真 さん(40)
「地域の大切なコメになっていってほしいですね」

地域の大朝小学校です。
大朝小学校 金原直樹 校長
「この名前をね、みなさんが考えてくれたお礼にということで、きょう、こちらに来ていただきました」

先週末、生産者の 水口一真 さんが訪れ、児童1人ひとりにコメをプレゼントしました。ブランド名を考えてもらったからです。
水口一真 さん
「これからを担う可能性あふれる小学生のみなさんに1人ひとり、意見を聞きたいなと」

そこには、こんな思いがありました。
水口一真 さん
「この中から大朝の農業を支えてくれる人が、もしかしたら出てくるんじゃないかなと。『やっていけるぞ』というような意識を持てるような取り組みにしていきたいなと」

大朝のこれからの農業を支える柱の1つが、この「わさの舞」というわけです。