ことしの春闘…。物価の上昇が続く中、さまざまな産業の労組が賃上げを要求しています。地元・自動車メーカーのマツダは、労働組合の要求通り、去年に続き満額回答です。

マツダ 竹内都美子 人事本部長
「全員で前向きに挑戦していこうという思いを込めさせていただきました」

ことしの春闘でマツダ労働組合は、定期昇給分とベースアップを含む月額1万3000円の賃金引き上げと、ボーナス5.3か月を要求。

これに対し会社側は、賃金・ボーナスとも2年連続で満額回答しました。ベースアップは4年ぶりで、賃金引き上げ額としては、現在の人事制度となった2003年以降で最高水準となりました。今回の回答について、マツダは…

マツダ 竹内都美子 人事本部長
「足もとの急激な物価上昇に対する生活負担に会社としても一時金として応えていこうということで今回の回答になりました」

一方、マツダ労組の 原田悟 執行委員長は、「『人材活躍の最大化』につながるものだ。この結果が、全国マツダ労連加盟組合や地域で話し合いを続けている労使の協議結果に波及することを期待する」としています。