クリスマスを前に、広島市 安佐北区のご当地ワイン「鈴張ワイン」の新酒が完成しました。ことしはブドウの出来がよく、おいしいワインに仕上がったそうです。

広島市 安佐北区 安佐町 鈴張にあるイタリア料理の店です。

ブドウ栽培家 佐々木勇さん(48)
「ワインを持って来ました。ことしの。軽い感じのタイプの仕上がりで味もスッキリ、さわやかな辛口になっています」

佐々木勇さんは、鈴張ワインを作るブドウの栽培家です。ことしの新酒ができあがり、地元のなじみのレストランに販売に来ました。

チャオチャオ 泉川桂一郎さん
「酸味があって、フレッシュで柑橘の香りがします。いつもと一緒でおいしいです」

ブドウ栽培家 佐々木勇さん
「どんな料理にもけっこう合うと思います。魚介とかによく合うんじゃないかと思います」

名前は、「スズ シャルドネ2022」。佐々木さんが作り始めて、9作目のワインです。

これは、佐々木さんのブドウの収穫の様子です。毎年、ファンのお客さんが作業を手伝います。

ソムリエの佐々木さんは、ふるさとの鈴張でワインを作りたいと、14年前から標高400メートルの地に畑を借りて、ワイン用のブドウ「シャルドネ」を栽培しています。

ことしは、全般的に天候に恵まれ、ブドウの出来がよかったそうです。

佐々木勇さん
「ちょうどいい甘酸っぱさで、ワインに仕上がっても期待できると思います」

醸造は、世羅町のワイナリーに委託していますが、ブドウ本来の味を出すため、木のたるを使わないのが、こだわりです。

レストランでは、さっそく5本仕入れ、お客さんに提供することになりました。

チャオチャオ 泉川桂一郎さん
「鈴張に来たら地元のワインがあるというのは、いいと思いますね。それは、一番の強味でしょうね」

スズ シャルドネ2022は、全部で1000本製造され、あす23日から1本3000円で販売されます。