広島市で11月に開かれる「パグウォッシュ会議世界大会」に、イスラエルの元首相とパレスチナの元外相が参加する方針であることがわかりました。

「パグウォッシュ会議」は、哲学者のラッセルと物理学者のアインシュタインが、核兵器と戦争の廃絶を訴えた宣言をもとに、1957年に発足。1995年にはノーベル平和賞も受賞しています。その世界大会が11月、20年ぶりに広島で開かれます。

この世界大会に、イスラエルのオルメルト元首相とパレスチナのアルキドワ元外相が参加する方針であることがわかりました。来月4日に開かれる非公開のセッションで1時間半にわたって対話する予定だということです。双方で重要なポストを務めていた2人が、イスラエルとパレスチナが将来に向けて平和な環境を促すためにどうすれば良いのか、意見を交わす方針とみられます。

「パグウォッシュ会議世界大会」は、11月1日から5日まで広島国際会議場で開かれます。