広島県呉市の施設で合宿をしていた大学の野球部員が、腹痛や嘔吐などの症状を訴えた問題で、市は、一部の合宿者からノロウイルスが検出されたことを明らかにしました。

この問題は、先月末、呉市スポーツ会館で合宿をしていた近畿大学工学部の野球部員38人の一部が、腹痛やおう吐などの症状を訴えたものです。
呉市によりますと、野球部員38人のうち体調不良を訴えた15人が、医療機関を受診しました。1人は入院しましたが、すでに退院して自宅で療養しているということです。
呉市は食中毒として調べていましたが、合宿の一部の参加者の検便からノロウイルスが検出されたというとです。

ただ、食品を取り扱った業者からは、ウイルスは検出されなかったため、呉市は「人や物を介したノロウイルス感染症可能性が高い」とみています。営業を自粛しているスポーツ会館の食堂は、検査の結果を受けて営業に問題ないと判断されたため、準備ができ次第再開するとしています。

































