広島県の山陽自動車道で2022年11月、路上にいた2人をはねて死亡させるなどの罪に問われたトラック運転手の裁判。初公判から1か月後、2024年11月に開かれた裁判では被害者遺族の意見陳述が行われました。

開廷時間の間近になって黒色スーツで法廷に現れた玉置被告。黒色のマスクを着け、検察側に深く一礼すると弁護側の席に着席しました。

検察側が裁判官に対して意見陳述を求めると、検察側の席にマイクが準備されました。この裁判では被害者参加制度が採用され、検査側の席には遺族とその弁護士合わせて8人が着席していました。マイクに向かって、声を震わせながら意見陳述を行ったのは、事故で亡くなった(男性A)さんの妻でした。

(以下、意見陳述より内容を一部抜粋しています)