アメリカ海軍も熱帯低気圧を監視対象に 日本周辺へ北上予想も

アメリカ海軍(JTWC)

アメリカ・ハワイにあるアメリカ軍の合同台風警報センター(JTWC)の情報です。ここでは監視すべき対象となりうる熱帯低気圧についての情報や台風となった場合の警戒情報などが表示されます。

現在、日本列島付近にある台風10号とは別に、フィリピンの東の熱帯低気圧についてオレンジ色の丸で示されています。この雲域がJTWCの監視対象となったことを意味しています。

JTWCでは定めた基準以上に発達する雲のまとまりができると、LOW(黄)→MEDIUM(オレンジ)→HIGH(赤)へとレベル分けして情報を発表します。赤色になると台風の発生時期に近づいた目安となります。それぞれの意味は以下の通りです。

LOW(黄):監視対象ではあるが、今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性は低い
MEDIUM(オレンジ):今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する可能性も高まっているが、発達するには24時間以上かかる見込み
HIGH(赤):今後24時間以内に基準以上の熱帯低気圧に発達する見込み

アメリカ海洋大気庁(NOAA)

アメリカ海洋大気庁の240時間先までのアンサンブル予想結果です。まだ進路予想にかなりのバラツキはありますが、フィリピンの東海上から北上して、沖縄周辺まで進む予想データもあります。

アンサンブル予想結果の一例として、9月9日午前9時の天気図の予想メンバー一覧をみると、西日本の周辺海域に熱帯じょう乱が示されている結果も複数存在します。

【画像で確認】次の台風は台湾の南へ北上へ 9月6日までの雨・風シミュレーション