8月10日(土)阪神 vs. 広島(京セラドーム)

貯金を今季最多の12として迎えた土曜日。立ちはだかるのは、カープを相手に去年から10戦無敗。対戦防御率0.54の 大竹耕太郎 でした。“鯉キラー” を前に2回、ノーアウト・1塁で絶好調・5番の坂倉が、山本浩二 に並ぶ球団タイ記録の9打数連続ヒット。フォアボールを入れると11打席連続出塁となりました。

その後、菊池涼介 のバントで1アウト・3塁・2塁とすると、7番・堂林翔太 。センターの頭を越える2点タイムリーツーベースでカープが先制します。

先発は、前夜のヒーロー・森と同学年の 森下暢仁 でした。先制直後に1点を返されるもフォームのバランスを修正した3回以降は立て直します。3番・森下をチェンジアップで三振。4回も変化球が冴え、連続三振。2イニング続けて三者凡退に抑えます。

阪神には2年以上勝てていない森下でしたが、守備陣も強力バックアップ。5回の1アウト・1塁で2番・中野拓夢 のボテボテの当たりは、菊池から強肩・矢野へ渡り、ダブルプレー。6回には森下が4番・佐藤輝明 、5番・大山悠輔 を連続三振に仕留めます。

1-2のまま迎えた7回、カープは1アウトから菊池。100キロに満たない緩い球を打ち返し出塁します。その後、2アウト・2塁・1塁となり、ベテラン・會澤翼 の技ありのバッティングでランナーを返せば、矢野にもタイムリーが生まれ、カープ戦負けなしの大竹から4点目を奪い、マウンドから引きずりおろします。

9回には、羽月隆太郎 が盗塁でチャンスメークすると、ベテラン・秋山がタイムリーでリードを広げます。

投げては森下が116球、9回を5安打に抑え、今季2度目の完投で9勝目をマーク。

森下暢仁 9回 球数116 被安打5 奪三振7 失点1

11度目の対戦となった大竹にもついに土をつけ、カード勝ち越しを決めました。(阪神 1-5 広島)

広島カープ 森下暢仁 投手
「きのう、同級生の森翔平がいいピッチングをしていたので、自分もなんとか勝ちたいなと思って投げていました。まずは(10勝の)床田さんに負けているので絶対に勝つように、これからもチームのために腕を振っていきたい」