海での事故を防ぐため、呉海上保安部と広島県警が海水浴場で安全指導を行いました。

安全指導が行われたのは、広島県呉市にある「ロマンチックビーチかるが」です。夏休みの8日、平日ですが海水浴場はにぎわっていました。

安全指導には、海で遊ぶ人が増える中、水の事故の発生を防ぐ目的があります。

県警によりますと、ことしに入って、県内の水の事故で23人が救助の対象となりましたが、このうち14人が亡くなっています。7月には坂町の海水浴場で泳いでいた女子中学生や、安佐北区の川で遊んでいた男子中学生が溺れて死亡する事故が発生しています。

呉海上保安部と県警は、管理者に対して、海水浴場の放送設備や緊急時の対応の仕方について確認していました。また、利用者には、海で遊ぶときの注意事項などを説明していました。

利用客
「子どもたちはまだ泳げないので、ライフジャケットを着させている」

呉海上保安部 松木薗務 交通課長
「親子連れにも話ができ、管理者側の状況も確認できた。管理されていて対応できていると確認でき安心した」

海上保安庁は、▽管理者がいる施設で泳ぐ、▽子どもから目を離さないことなどを呼びかけています。