創業73年、広島市内の小売店や飲食店に米を卸している仲卸業の「水主町食糧企業組合」です。

水主町食糧企業組合 國弘純哉 営業部長
「去年はこの線まで、お客さまがいない時はここくらいまでは玄米を持っていって、精米させていただいてましたけど、現状、コメが入りづらい。コメ不足っていう影響で今、これだけしか精米することできないっていう状態です」

コメの入荷が去年より3割~4割減っているそうです。去年の猛暑による不作のほか、コロナ禍の影響も出ているということです。
水主町食糧企業組合 國弘純哉 営業部長
「急激なコロナからの回復もあって、コロナで余っていたお米が全部消費に回っていって、それが前倒しになってくると、それが今、しわ寄せになっている。回転ずしが日本の文化としてあれだけ海外の方が来られて消費されていくので、悪いことではないんですけど、そちらに回るお米がやっぱり多いのではないか」
価格も1.3倍~1.4倍に―。入社して20年、ここまでコメが高いのは初めてだと話します。
水主町食糧企業組合 國弘純哉 営業部長
「こういう(品薄・高値)状態っていうのは、新米が出るまでは変わることがないと思っています。あと3か月、4か月すれば日本のおいしいお米ができますので、それまではなんとか耐えようと」

― 消費者も飲食店も大変。閉店したお米屋さんやご飯お替わりサービスを止めた店もあります。一方で、県は「新潟産のコシヒカリなど一部産地で不作だった影響は出ているが、コメ全体としては在庫はあるので落ち着いて対応してほしい」としています。ことしの新米が出回る9月までは高値が続くのではないかということでした。これからの天候の影響も心配されますが、ことしの新米にも期待したいです。



























	
	
	
	
	






