青山高治 キャスター
菊池選手と矢野選手の二遊間を “エリア94” …

木村雅俊 さん
2人の守備とコンビネーション。ここから投げて、ここで1つしかアウトを取れないと思ったら、2つアウトにしてしまうっていう。ピッチャーも感謝感激。

青山高治 キャスター
この二遊間によって “ありえないプレー” が生まれているわけですね。

木村雅俊 さん
今はそれを目の前で、マツダスタジアムで見られる状況になっているので、2人(の背番号)を合わせて “エリア94” って言うんです。

渕上沙紀 アナウンサー
すごいですよね。本当に想像の上を行くプレーっていうことですよね。

青山高治 キャスター
よくイチロー選手の守備範囲を背番号で “エリア51” 、菊池選手を “エリア33” とありましたけども、“エリア94” は知らなかった。

木村雅俊 さん
ぼくも知らなかった。言われて初めて「そうなんだ」と思って。ちょっと書いてみたんですけど、これが菊地選手の守備範囲(エリア33)ですね。これが矢野選手の守備範囲(エリア61)で、この重なっている部分が “エリア94” 。

ここは、球は抜けないし、ゲッツーのときには少々送球が乱れてきても、この2人でなんとかしてゲッツーにしてしまう。今までもそんなに悪い守備があったわけではないんだよと。この2人が現れたことで、もっとレベルの高いことが行われることになって、今、広島の二遊間は “鉄壁” 。ピッチャーにとっては、もう本当にありがたいコンビが誕生したと言えると思います。

青山高治 キャスター
なんか、二塁にどんな球が行くんだろう、そして二塁からどんな球が一塁に送られるんだろうという。あそこに行くとわくわくしますもんね。

木村雅俊 さん
これは菊池選手が送球する方になっています。これが逆になったとき、矢野選手の強肩ぶり、一塁に対する球がすごいんですよ。ピッチャーは本当に助かっていると思います。

渕上沙紀 アナウンサー
確かに見ているとわくわくしますし、思わず、「ああ!」「すごーい」みたいな声が出たりして球場も沸きますよね。

木村雅俊 さん
本当に想像の上を行くので、これがチームに対して守りからリズムを生んだり、失点を防いだり、戦力になっていくことでカープがことし、守り勝つっていう試合ができるようになって、今の成績につながっているような気がします。

青山高治 キャスター
二遊間にボールが飛んで、ファインプレーが生まれて、ピッチャーが拍手をしているシーンもよく見ます。

木村雅俊 さん
今までも悪い守備はなかったんですけど、ちょっと2人がやっていることがちょっと異次元レベルに入ってきているので。菊池選手は今までゴールデングラブの常連だったんですけど、矢野選手、ことし、いきなりそのへんに名前が入っていくんじゃないかなっていうぐらい、すごい守備を見せています。

青山高治 キャスター
よく野球にはリズムがある、流れがあるって言いますけど、守備から本当にいい流れを作ってくれていると実感しますもんね。

木村雅俊 さん
本当にそれがカープの新たな名物になっている気がします。

青山高治 キャスター
このファインプレーがこのあと、点につながるんじゃないかという、そういう想像もさせてくれます。