去年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で日本代表メンバーに入り世界一を経験した大分市出身のソフトバンク・甲斐拓也を直撃しました。共に戦った大谷翔平や、ダルビッシュについても縦横無尽に語りました。

「WBCの優勝は夢のような貴重な時間だった」

去年3月に行われたWBCでは日本は東京ドームで開催された1次ラウンド4試合と順々決勝のイタリア戦に勝って5試合を全勝しました。戦いの場をアメリカに移して準決勝であたったメキシコ戦では、それまで不振だった村上宗隆がセンターオーバーのヒットを打って6-5でサヨナラ勝ち。日本中が沸きに沸きました。3大会ぶり3度目の決勝進出を果たした日本は決勝で強豪アメリカに3ー2で競り勝ち、14年ぶりに優勝を奪還し、MVPには大谷翔平が選出されました。

―― 優勝が決まったあの瞬間は
「今思えばやっぱり夢のような時間だったなと思いますよね。あの瞬間にあの中にいたということ、その経験をさせてもらったことは、自分にとっては貴重な時間だったなと思いますね。日本代表の時間はいつもと違う刺激があるし、勉強にもなりましたが、一流選手の中に自分がいるのは不思議でした」

甲斐拓也捕手

WBCの期間中、甲斐は大谷翔平とともに時間を過ごしましたが、特に印象に残っているのは食事の時の話の内容だったということで、すごく驚いたということです。