――自分のプレーで「強み」はどこだと感じていますか?
「自分は身長もそんなに高くない方だけど、スピードには結構自信があるし、シュート、ゴールを決めるところでは大きく自信があるので、そこは通用してる部分もあるので、そこが自分の強みかなと思ってます」
去年の夏からオーストリア2部の「ザンクト・ペルテン」に移籍したものの11月に肩を負傷。4か月にわたるリハビリを乗り越えて今年4月に実戦復帰し、14試合で2得点1アシストと結果を残しました。
「やっぱり自分はフォワードなので一番はゴールを決めることかなと思っています。でもやっぱりそれだけでは評価されないっていう部分もあるので、守備だったり、チームのために走ったり、チームのために貢献するってことです。プラスやっぱりフォワードとしてゴールを決めることは自分の中では一番大事で、意識しているところです。そこは今もやってるので、これからも続けていきたいです」

――言葉の壁は大丈夫でしたか?
「本当に最初は大変でした。コミュニケーションもやっぱり取れないですし、でも一年いて、ドイツ語を教えてもらいながら毎日話してると、しゃべられるようになっている感じになりました。本当に少しずつですけど、そこも成長できてるのかなと思って、今では日常会話もそうですし、普通に監督やコーチ、選手とコミュニケーションを取れるようになりました」
来年のオリンピックを狙うパリ世代としても注目される二田選手。まずはクラブで結果を残すことが大切だと語ります。
「今後はまず試合に出続けて、自分の特徴をやっぱり試合で出して、近くにドイツもあるし、オーストリアってドイツ語なので、やっぱりドイツのブンデスリーガに行きたいなっていうふうには思ってます」

――来年はパリ五輪も控えてますし、「日本代表」のことは意識していますか?
「そうですねやっぱり日本代表っていうのは誰もが憧れるっていう部分で、自分も選ばれたいって気持ちはあるんですけど、まずは自分がチームで活躍することが一番なのかなと思っています。チームで活躍すれば代表のスタッフも見てくれてると思うんで。やっぱりチームで活躍して、もうそこに意識して自分はやっていこうかなっていうふうに思ってます」
「自分が今いるオーストリアのことはあまり日本に情報が届かないと思いますが、自分は本当に大分が大好きですし、大分からオーストリアで頑張っている姿を見てほしいんです。もっともっと自分も頑張って有名になって、大分と言えば自分だっていう選手になれればなって思ってます」