重要文化財の本殿などの保存修理が完成した大分市の柞原八幡宮で、新年を迎える破魔矢づくりが進んでいます。

柞原八幡宮では、2018年から進められていた国の重要文化財の本殿など5つの建物の保存修理が12月完成しました。

新年に向けて、神社では12月上旬から破魔矢づくりが始まっていて、11日も神職と巫女が長さ70センチほどの矢に、来年の干支の馬が描かれた絵馬や鈴を取り付けていました。破魔矢は12月20日までにおよそ2000本を準備するということです。

(柞原八幡宮・長澤周一郎禰宜)「お参りに来る方が一年の最初に来られますから、綺麗な破魔矢をお渡ししたいと思っています。来年は午年ですから、駆けるとか跳ねるとかいうイメージがあり、元気の良い年になっていただけたらなと思う」

柞原八幡宮では、今回の保存修理完成に合わせて新年に特別拝観を行い、正月3が日に10万人の参拝者を見込んでいます。