大分市の入札妨害事件で、元市議に予定価格を漏らした幹部職員2人が、19日停職1か月の懲戒処分を受けました。

処分を受けたのは、大分市まちなみ整備課の課長(54)と下水道施設管理課の政策監です。

2人は公園緑地課に所属していた去年5月、除草業務の指名競争入札について、元市議に予定価格を漏らし、地方公務員法違反の罪で9月、それぞれ罰金40万円と30万円の略式命令を受けました。

大分市は、今回の行為が処分基準の「秘密漏えい」に該当すると判断し、19日付けで2人を停職1か月の懲戒処分としました。

市の事情聴取に対し、2人は「議員との関係がうまくいかなくなると思い、職員として断るのは難しかった」と話しているということです。