マダニを介して感染するSFTS=重症熱性血小板減少症候群の今年の患者数が、大分県内で過去最多を更新し、県が注意を呼びかけています。
ウイルス性感染症のSFTSは、病原体を持つマダニに咬まれることで発症します。6日から2週間の潜伏期間があり、発熱や消化器症状が出て重症化し、死に至るおそれもあります。

今年に入ってから大分県内で9日までに13人の患者の届け出があり、2013年の調査開始以来、最多を更新しました。
県はマダニに咬まれないよう屋外活動をする際、肌の露出を少なくするとともにペットを介した感染にも注意するよう呼びかけています。また、マダニに咬まれた場合は無理に引き抜こうとせず、医療機関を受診してほしいとしています。
SFTS患者は全国の届け出数も8月末までに149人にのぼり、過去最多となっています。