熱中症対策の啓発活動として、JR九州が特急「ソニック」の車内で乗客にスポーツドリンクを配布するユニークな活動を行いました。

この活動は、特急ソニックの運行開始30周年を記念したイベントの一環として、大手飲料メーカー大塚製薬の協力で初めて実施しました。

28日、別府ー中津駅間の車内では、大分県内の主な駅の駅長5人が乗客にスポーツドリンクを手渡し、熱中症対策を呼びかけました。思いがけないプレゼントに、乗客は笑顔で冷えたドリンクを味わっていました。

(乗客)「うれしかったです。おいしかったです」「ドリンク配布を知らなかったのでびっくりしました。こうした取り組みは良いと思います。駅長さんもルンルンだったので」

JR九州によりますと、新学期が始まったばかりのこの時期は、普通列車などで熱中症の症状を訴える乗客が増加傾向にあるということで、車内でも適度に水分を補給するよう呼びかけています。