大分県別府市の病院に入院していた50代の女性が8月に脳死判定を受け、臓器提供をしていたことがわかりました。
日本臓器移植ネットワークによりますと、別府市の新別府病院に低酸素性脳症で入院していた50代の女性が8月21日、臓器移植法に基づき脳死と判定されました。女性はドナーカードなど臓器提供の意思を示す書面を持っていませんでしたが、家族の承諾を受け、8月23日に臓器の摘出が行われました。

摘出された心臓、肺、肝臓、それに腎臓は全国の10代から70代までの男女4人にそれぞれ移植されました。臓器の提供は全国で1244例目です。
大分県内では去年6月、大分市の県立病院でくも膜下出血により脳死判定を受けた50代の男性が臓器提供をしていて、公表されている県内の事例は今回で3例目となります。