夏休みに入り、各地の公園では熱中症に注意しながら遊ぶ子どもたちの元気な声が響いています。しかし、熱中症だけでなく、遊具やベンチの高温による「やけど」のリスクも高まっています。
(八尋記者)「午後2時半になりました。こちらの滑り台は午前中、39度でしたが、いま測ってみると50度を超えています」
大分市で17日、最高気温は35.7度を観測。こうした中、市内の公園にある遊具の表面温度を午前11時と午後2時半にそれぞれ5回ずつ測定したところ、気温を上回る高温となっていました。特に水色の滑り台は午後にかけて10度以上上昇し、50度を超えています。

また、スプリング遊具も午前中から50度を超え、気温の上昇とともに遊具の表面温度も高くなっています。
(大分市公園緑地課 佐藤拓也さん)「滑り台などは非常に熱くなるなので、遊ぶ前に手で触れて熱くないか確かめてから使ってほしい」
さらに遊具以外でも、ベンチの金具部分が高温になっていて、やけどの恐れがあります。市は日中の利用は控え、涼しい時間帯に公園を利用するよう呼びかけています。

(大分市公園緑地課 佐藤拓也さん)「面がある遊具は日に当たり、熱くなりやすいので、朝・夕方など比較的気温が低い時間帯の利用がおすすめです」
熱中症以外にも、見落としがちな“やけど”にも注意を払い、遊ぶ前に大人が遊具の温度チェックするなど、ちょっとした工夫が必要です。