アニメや音楽などの違法アップロードが年々社会問題として深刻化する中、大分県内の短大生が削除を目的とした全国初の試みに取り組んでいます。

インターネット上をパトロールして様々なトラブルを未然に防ぐサイバー防犯ボランティア。県立芸術文化短期大学は9年前から見守り隊として県警の委嘱を受けていて、有害サイトや薬物の違法取り引きなどを警察に通報する活動を続けています。

14日は新たな活動として見守り隊11人がネット上に違法アップロードされた疑いがある楽曲やアニメを探し、関連団体に情報提供をしました。

(学生)「好きなアーティストから探した結構ありました」「違法か違法じゃないかを見分けるのがとても難しい」「無断転載のアニメが少しでも減ってくれたら、嬉しい」

学生たちは14日、およそ1時間の活動でアニメや音楽の違法アップロード134件を発見しました。

(情報コミュニケーション学科・野田佳邦准教授)「自分たちの視点から発見して社会に貢献するという一連の流れを体験することが重要で、高いモラルを持った学生になってほしい」

学生たちは今後、さらに本格的な活動に取り組んでいくことにしています。