「まるた屋温泉西方の湯」は、開業から15年となり、去年2月にはリニューアルしました。温泉といえば「和風」な趣の施設が多いですが、西方の湯は「南国のバリ風」。敷地にはヤシの木が植えられ、店内ではバリの音楽が流れています。プチ旅行気分を楽しめるリゾート施設です。

こだわりは、広大な露天風呂。内湯の2倍ほどの広さで、2つの大きな浴槽と、壺湯、水風呂があり、すべて天然温泉です。水風呂も温泉を冷やして使うという徹底ぶり。さらに男性用の露天からは、遠くに別府湾を望むこともできます。
また、リクライニングチェアもあるので、サウナのあとはゆっくり“ととのう”体験も可能です。また、家族湯も6部屋用意されており、部屋ごとに雰囲気を変えています。
西方の湯では、観光バスによるツアー客にも対応しているそうですが、それでも観光客は全体の2割ほど。施設の責任者は「外国人はタトゥーをしている人が多いので、現在は大浴場に入れません。タトゥーをOKにするかどうかは、地元の人たちの理解が必要になるので難しい課題です」と悩ませています。

また、「観光で来てもらうには温泉以外のコンテンツも重要と思いますが、正直、大分市で何を紹介すべきか私もわかりません」と本音も漏らしていました。