大分県宇佐市で29日住宅1棟が全焼した火事で、警察は放火の疑いも視野に捜査していることが分かりました。
この火事は29日午後1時ごろ、宇佐市上田の団体職員、田口公俊さん(70)の家から火が出て、木造2階建ての住宅1棟が全焼したものです。
当時、住宅には田口さんら家族3人がいましたが、火事に気づいて消防に通報した後、すぐに逃げ出し、けが人はいませんでした。
この火事について、警察は29日、市教委や市内の高校に対して、「放火の容疑者が逃走中で、1人で下校させないよう指導をお願いします」などと注意を呼びかけていたことがわかりました。
警察は30日朝から消防と実況見分を行い、詳しい状況を調べていて、「現場の状況などから放火の可能性も視野に捜査している」と話しています。